ブルーシートはどれくらい持つ?本格修理までの「つなぎ」で失敗しない張り方と頼み方

ブルーシートの掛かった屋根を見上げる夫婦(イラスト・イメージ)
公開日: 更新日: お客様相談室
氷川町 築26年 60代男性
氷川町 築26年 60代男性
応急処置で屋根に掛けてもらったブルーシートのまま、しばらく経ちました。風でめくれてきた気がしますし、このまま台風の季節を越えられるのか不安です。本格修理は数ヶ月先と言われていて…。張り替えを頼むべきか、それとも持つものなのか、判断がつきません。
市原
市原
震度7の揺れ、大変でしたね。先にお答えすると、ブルーシートは「仮の傘」で、屋外では数ヶ月程度しか持たない消耗品です。数ヶ月先の本格修理まで同じシートで越すのは、正直おすすめできません。交換のサインと、台風前のスケジュールの立て方をご説明しますね。
市原功一朗この相談に答えるのは:市原 功一朗(日進塗工 代表・一級建築塗装技能士・外壁診断士)
熊本で30年、戸建て塗装1,500件以上。押し売りしない無料診断がモットーです。

結論:ブルーシートは「数ヶ月しか持たない消耗品」です

ブルーシートは、紫外線に当たり続けると徐々にもろくなります。屋外に張りっぱなしの場合、一般的な厚みのシートで数ヶ月程度が寿命の目安とされます(厚手の製品はより長持ちしますが、それでも「仮」であることに変わりはありません)。
大切なのは、「張ったら終わり」ではなく「張ってからも様子を見る」こと。特に今年は、地震から台風シーズンまでの期間が短く、シートの状態確認がいつも以上に重要です。

この3つが出たら交換のサインです

ブルーシートの交換サイン。白っぽく色あせ・裂けや破れ・風でバタつく(図解)
サイン何が起きているか
青色が白っぽく色あせてきた紫外線で劣化が進行。もろくなり、破れる寸前
裂け・破れ・穴がある防水の役目が終わっている。雨水が入り始める
風でバタバタとめくれる固定がゆるんでいる。強風で一気に飛ばされる恐れ
確認は地上からで十分です。双眼鏡やスマホのズームで見てください。ご自分で屋根に上がっての確認・補修は絶対にやめましょう。シートの上は、プロでも危険な足場です。

台風から逆算して、スケジュールを立てましょう

8月9月の台風シーズンに向けて備えを確認する男性(イラスト)
熊本は例年、夏の終わりから秋にかけて台風の接近が増えます。本格修理が数ヶ月先なら、その前に一度、シートの点検・張り替えを挟むのが安全です。
おすすめの段取りはこうです。
時期やること
今すぐ地上からシートの状態を確認。写真で記録
台風シーズン前色あせ・裂け・バタつきがあれば張り替えを依頼
本格修理まで強い雨・風のあとは、その都度シートと室内を確認

なお今回の地震では、熊本市がブルーシート展張などを公費で行う「住家の緊急の修理」制度(熊本市公式サイト)を案内していました(完了期限は8月7日で終了)。こうした支援は今後も市町村から新たに出ることがあります。発表をこまめに確認するのがおすすめです。

張り替えを頼むときの注意

ポイント1

作業の前に金額を確認する

災害後は、シート設置のあとで高額な代金を請求するトラブルが報告されています。「いくらかかりますか」を先に。金額を言わずに作業を始める業者は断って大丈夫です。
ポイント2

土のう・固定方法まで見てもらう

シートがめくれる原因の多くは固定にあります。張り替えの際は、土のうの数や固定の方法まで確認してもらいましょう。
ポイント3

本格修理の順番も一緒に相談する

張り替えのタイミングは、本格修理の見積もり・順番確保の好機でもあります。「つなぎ」と「本番」をセットで計画すると、二度手間がなくなります。

まとめ:仮の傘は、台風の前に一度たしかめる

市原
市原
今日のまとめは3つです。①ブルーシートは数ヶ月の消耗品。②白っぽい色あせ・裂け・バタつきは交換のサイン。③台風シーズン前に一度、点検か張り替えを。
シートの状態を地上から撮った写真を送っていただければ、張り替えが必要かどうかの見立てだけでもお答えできます。「これで台風まで持ちますか?」というご相談、歓迎です。押し売りは絶対にいたしません。
ブルーシートの点検・張り替えのご相談はこちらから
お電話:096-339-4539(有限会社 日進塗工/熊本市北区龍田)
お問い合わせフォームはこちら
「記事を読んだ」とお伝えいただければ話が早いです。地上から撮った写真を見せていただくだけでもOK。本格修理の順番のご相談も一緒に承ります。

この記事を書いた人

有限会社日進塗工 代表 市原功一朗

市原 功一朗(いちはら こういちろう)
有限会社日進塗工 代表|一級建築塗装技能士・外壁診断士

熊本市北区龍田を拠点に、地域の家々を塗り続けて30年。一級建築塗装技能士・外壁診断士として、熊本特有の暑さや雨風に合わせた戸建て塗装を累計1,500件以上手掛けてきました。「見えない下地処理こそ丁寧に」を信条に、押し売りのない無料診断を徹底。地元の視覚障がい者フットサル(ブラインドサッカー)のスポンサーなど、地域福祉への支援にも取り組んでいます。完工後も熊本の「住まいの主治医」として、年1回の無料点検で長くお付き合いしています。

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