余震が続くうちは修理しないほうがいい?外壁・屋根の補修を始める適切なタイミング

外壁のひびを前に修理の時期を考える女性(イラスト・イメージ)
公開日: 更新日: お客様相談室
熊本市西区 築19年 50代女性
熊本市西区 築19年 50代女性
外壁のひびを早く直したいのですが、余震がまだ続いています。「直してもまた揺れたら無駄になるのでは」と思う一方で、放置して雨が入るのも怖くて。中途半端な状態が続くのがストレスなんです。いつ工事を頼むのが正解なのでしょうか。
市原
市原
そのお悩み、地震のあとに一番多くいただくご質問です。結論は「2段構え」。雨水の侵入を止める応急処置は今すぐ、仕上げの塗装や本格補修は揺れが落ち着いてから。この順番なら、出費が二重になることはありません。順にご説明しますね。
市原功一朗この相談に答えるのは:市原 功一朗(日進塗工 代表・一級建築塗装技能士・外壁診断士)
熊本で30年、戸建て塗装1,500件以上。押し売りしない無料診断がモットーです。

結論:「今すぐやること」と「待つこと」を分ければ迷いません

地震後の修理は2段構え。応急処置は今すぐ、本格修理は揺れが落ち着いてから(図解)
段階やることタイミング
① 応急処置ひびの仮止め、シート養生、雨水の侵入を止める今すぐ。早いほどよい
② 本格修理・塗装ひびの本補修、シーリング打ち替え、塗装での仕上げ揺れが落ち着いてから
「余震で無駄になるかも」という心配が当てはまるのは、②の仕上げ工事だけです。①の応急処置は、余震があっても価値が減りません。むしろ、揺れが続く間に雨が入り続けるほうが、被害を確実に広げます。

なぜ「仕上げ」は待ったほうがいいのか

気象庁は、大きな地震のあと1週間程度は同じ規模の揺れに注意するよう呼びかけています。また、揺れの活動が落ち着くまでの期間は、地震ごとに差があります。
塗装やシーリングの仕上げを揺れの最中に行うと、直後の余震で新しいクラックが入り、補修箇所のやり直しになることがあります。これが「出費が二重になる」典型パターンです。
逆に、応急処置で雨さえ止めてあれば、仕上げを数週間〜数ヶ月待っても、家へのダメージはほとんど進みません。

待つ間にやっておくと得する2つのこと

点検と見積もりを先に済ませて順番を確保する様子(イラスト)
ポイント1

点検と見積もりを先に済ませる

本格修理の需要は、罹災証明や保険金が確定する数ヶ月後にピークが来ます。10年前の熊本地震でも、後から動いた方ほど長く待つことになりました。点検・見積もり・順番の確保だけ先に済ませておくのが賢い段取りです。
ポイント2

被害の記録を続ける

気になるひびは、日付入りの写真で定期的に記録を。「広がっているかどうか」が、本格修理の優先順位と工法を決める重要な材料になります。

「今すぐ工事を」と急かす業者にはご注意を

ここまでお読みいただいた方はお気づきと思いますが、揺れが続く時期に「今すぐ本工事を」と急かす提案は、お客様のためになっていません。
本当にお客様の家を考える業者なら、この時期の提案は「応急処置+点検・見積もり+工事は落ち着いてから」の組み合わせになるはずです。業者選びの一つの物差しにしてください。

まとめ:順番を間違えなければ、出費は二重になりません

市原
市原
今日のまとめは3つです。①応急処置は今すぐ、仕上げは落ち着いてから。②待つ間に点検・見積もり・順番の確保を。③揺れの最中に本工事を急かす業者は要注意。
「うちはどっちを先にすべき?」という切り分けのご相談だけでも歓迎です。点検の結果、「応急処置も要りません」とお伝えするお家も実際にあります。押し売りは絶対にいたしません。
工事タイミングのご相談・無料点検はこちらから
お電話:096-339-4539(有限会社 日進塗工/熊本市北区龍田)
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「記事を読んだ」とお伝えいただければ話が早いです。応急処置と本格修理の切り分け、順番の確保のご相談を承ります。

この記事を書いた人

有限会社日進塗工 代表 市原功一朗

市原 功一朗(いちはら こういちろう)
有限会社日進塗工 代表|一級建築塗装技能士・外壁診断士

熊本市北区龍田を拠点に、地域の家々を塗り続けて30年。一級建築塗装技能士・外壁診断士として、熊本特有の暑さや雨風に合わせた戸建て塗装を累計1,500件以上手掛けてきました。「見えない下地処理こそ丁寧に」を信条に、押し売りのない無料診断を徹底。地元の視覚障がい者フットサル(ブラインドサッカー)のスポンサーなど、地域福祉への支援にも取り組んでいます。完工後も熊本の「住まいの主治医」として、年1回の無料点検で長くお付き合いしています。

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